「壊さないリフォーム」とは、壁や床を壊さず、住みながらリフォームできるカバー工法のことです。この記事ではLIXILやYKKの窓リフォームの違いや、費用相場、向いているケースまでわかりやすく解説しています。
中古住宅はどうリフォームする?
「中古を買ったのはいいけど、リフォーム中の住まいはどうしよう…」
中古住宅を購入したものの、リフォーム中はどこに住めばいいのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
費用や工期をできるだけ抑えたいという声もよく聞きます。
近年は建材や設備の価格が上昇を続けています。
そのため新築ではなく中古住宅を購入し、リフォームして住むという選択をする方が増えています。
そんな中で注目されているのが「壊さないリフォーム」と呼ばれるカバー工法です。
今回はこの工法の仕組みとメリット、そして気になる費用について解説します。
「壊さないリフォーム」とは?

「壊さないリフォーム」とは、今ある壁や屋根、床、窓を撤去せず、その上から新しい建材を重ねていく施工方法です。
LIXILが提唱するコンセプトで、「壁や床を壊さず、住みながら、わが家を快適かつ美しくアップグレードする」というのが基本の考え方です。
従来のリフォームでは、古いものを一度解体・撤去してから新しいものを取り付けるのが一般的でした。
壊さないリフォームはこの「壊す」という工程を省きます。
その結果コストも工期も抑えられ、住む人の負担も軽減されます。
この考え方は一般的に「カバー工法」と呼ばれ、LIXILだけでなく複数のメーカーが同様の製品を展開しています。
壊さないリフォームが選ばれる3つの理由

壊さないリフォームが、近年注目されている理由は主に3つあります。
① 確認申請がいらない
大規模なリフォームでは建築確認申請という手続きが必要になることがあります。
通常、書類の準備から申請、承認まで時間がかかるのが一般的ですが、壊さないリフォームは既存の骨組みをそのまま活かすため、この手続きが基本的に不要になります。
このため、承認を待たずに着工でき、工期が短縮されるのが特徴です。
② 大がかりな解体工事がいらない
壁や屋根を壊さないため解体費用や廃材の処分費がほとんどかかりません。
工事費の内訳がシンプルになるため総額も見えやすくなります。
廃材が出にくい点も利点のひとつです。
③ 仮住まいがいらない
住みながら工事できることも大きな特徴です。
騒音やホコリが少ないため普段通りの生活を続けながらリフォームを進められます。
仮住まいの家賃や引っ越し費用がかからず、ご近所への配慮も最小限で済みます。
カバー工法で窓をリフォームするとどう変わる?

壁を壊さず窓を交換すると聞くと意外に思う方もいるでしょう。
窓のリフォームは、カバー工法の中でも人気の高い施工です。
理由は明快で、家の熱の出入りの多くは窓から発生するといわれているからです。
窓を変えるだけで体感温度が大きく変わるため、今より快適に暮らすために窓からのリフォームを検討する人が増えています。
ここでは、壊さない窓リフォームの種類を見てみましょう。
① 内窓を追加するタイプ
今ある窓はそのままに、内側にもう一枚窓を設置する方法です。
工事時間は数時間程度で、断熱性が上がるだけでなく結露が減り、外の音も気になりにくくなります。
壁に手を入れないため賃貸やマンションでも取り入れやすい方法と言えるでしょう。
② 窓ごと交換するタイプ
既存の窓枠は壊さず、その上から新しい窓を取り付ける方法です。
トリプルガラスを選べば断熱性能がさらに向上します。
防犯性の高い錠前を組み合わせることも可能です。
③ LIXILとYKKの違い
窓のカバー工法ではLIXILの「リプラス」や「インプラス」がよく知られていますが、YKK APも同様の考え方に基づく製品を展開しています。
基本的な工法や得られる効果(断熱・防音・防犯)に大きな違いはありません。
違いが出るのはラインナップの豊富さやガラスの選択肢、保証内容といった部分です。
メーカーを選ぶ基準としては、自宅の窓のサイズに合うかどうか、何を重視したいかで判断するのが現実的です。
窓以外にも使えるカバー工法(屋根・外壁・床)

カバー工法が使えるのは窓だけではありません。
今ある屋根材の上に新しい屋根材を重ねる方法です。撤去の手間がないため葺き替えよりも費用と工期を抑えられます。
今の外壁の上から新しいサイディングを重ね張りする方法です。見た目を一新しながら断熱性も高められます。
薄いタイプの床材を今の床の上に重ねて張る方法です。厚みの分だけ床が高くなるため、ドアや敷居との段差が生じやすい点には注意が必要です。見切り材などで対策することが一般的です。
壊さないリフォームの費用相場

費用は施工する箇所や範囲によって幅があります。以下はあくまで目安です。
【壊さないリフォームの費用目安】
| 施工箇所 |
目安費用 |
| 内窓の追加(1窓) |
5万〜15万円程度 |
| 窓の交換(1窓) |
15万〜30万円程度 |
| 玄関ドアの交換 |
80万〜150万円程度 |
| 屋根のカバー工法(30坪程度) |
80万〜150万円程度 |
| 外壁のカバー工法(30坪程度) |
150万〜220万円程度 |
従来の解体を伴う方法でリフォームした場合と比べると、同じ箇所でも2〜3割ほど費用を抑えられることが多いようです。
壊さないリフォームが向いているケース・向いていないケース

壊さないリフォームは万能な工法ではありません。
今ある建材がある程度良好な状態であることが前提になります。
下地が著しく劣化している場合や、瓦屋根のように形状上カバーが難しい場合は、従来工法での施工が必要になることもあります。
とはいえ、費用と工期を抑えたい方や、工事中も普段通り暮らしたい方には相性の良い選択肢です。
実際に使えるかどうかは建物の状態によって変わるため、まずは現地調査を受けることをおすすめします。
壊さないリフォームもTORABURANへ
壊さないリフォームは確認申請も解体工事も仮住まいも不要という特徴を持ち、費用と工期を抑えながら住まいをアップグレードできる工法です。
窓だけでなく屋根や外壁、床にも対応でき、中古住宅のリフォームと特に相性の良い選択肢といえます。
TORABURANでは、カバー工法を含めたリフォームのご相談を承っています。
ご自宅で使えるかどうか分からない段階でも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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